個人情報の流出事例について

クラウドクリエイターとしての案件の中には、個人情報を取り扱う案件(アンケート結果の集計や顧客の集客データなど)も含まれていることがあります。
そこで特に注意をしなければいけないのは、個人情報の流出です。日本では「個人情報保護法」という個人情報の有用性に配慮し、個人の利益を守るという法律が存在します。
情報を守るというのは当たり前のことですので、ここは絶対に守らなければいけません。

WEBライティング技能検定講座の中でも個人情報の取り扱いについては詳細に書かれており、仮にクライアント情報をうっかり流失させてしまった場合、多方面に影響を与えてしまい、クラウドクリエイターとしての信頼も失いかねません。WEBライティング技能検定講座内の内容を読んでも分かったのですが、想像しただけでもゾッとしますよね。

ただ、実情は大手の企業でも個人情報を流失させてしまう事件は多発しています。新聞やニュースでも個人情報を流失というトピックを何度か聞きますよね。
気を付けていても起きてしまう個人情報の流失ですが、その典型的な事例と実際に起きた個人情報の流失をいくつかご紹介させていただきます。

 

■個人情報の流失が起きる典型的な事例

●個人情報が入ったノートパソコンなどを外部に持ち運びによるケース

営業で外出する際や自宅やカフェなど外部で仕事をする際に、ノートパソコンを持ち歩くことで、どこかに置き忘れてしまったり置き引き、車上荒らしによる盗難被害を受けてしまったりしてしまう可能性があります。最近のノートパソコンはより軽量化していることもあり、持ち運びに便利で外出先でも顧客情報を見ることができるので重宝されていますが、一方でノートパソコン本体が中古でも高く売れるということもあり、盗難に遭うリスクが高いです。またノートパソコンに入った個人情報の記録メディアを持ち運ぶことは非常に危険です。特に2000年以降に発達したUSBメモリやカード型フラッシュメモリ(SDカードなど)は小型かつ大容量で紛失の恐れが高いといわれています。さらにスマートフォンに入っているアドレス帳のデータも個人情報にもちろん該当するため、スマートフォンの紛失・盗難の際も、2重ロックにするなど分厚い盗難対策を施していない場合は個人情報が漏洩してしまう可能性があるので注意が必要です。

●コンピュータウイルスに感染するケース

使用しているパソコンがコンピュータウイルスに感染してしまうことで、パソコンに入っている個人情報がネットワーク上に公開され、インターネット経由で流出してしまうケースが多発しています。最近ですとファイル共有ソフト(Winny、Shareなど)を使用することによるリスクをあまり知らないまま、個人情報の入ったパソコンにインストールしたり、あるいはファイル共有ソフトがインストールされている私物のパソコンに個人情報を入れてしまったりして、ウイルスに感染し流出がおきてしまうケースが多いです。

コンピュータウイルスの感染を防ぐためには、最低限は使用しているパソコンのOSやソフトウェアは最新のものにする、ファイアーウォールなどの設定をきっちりしておく必要があります。またフリーソフトや有料でのセキュリティソフトも色々ありますので、信頼性の高いものを導入しておくことをオススメいたします。

 

●不正アクセスによる攻撃によって起こるケース

ネットワークに接続されたコンピュータに対する全ての不正アクセスを完璧に防止することは不可能です。悪意あるハッカー(クラッカー)による電子情報の窃盗は、営利目的や示威行為から愉快犯まで世界中で起こっているのが現状です。

 

●業務担当者による作業ミスによって起こるケース

顧客情報が保存されているインターネット上のサーバにおいて、その業務の担当者が作業ミスにより、顧客情報を外部から制限なく誰でも閲覧可能な状態にしてしまい流失してしまうこともあります。特に個人情報を取り扱う場合は、厳重な管理がルール化されているはずですが、人間ですから完璧はありません。また、個人情報を電子メールで送付するにあたり、宛先を全く関係のないところへ誤送信してしまい、相手先に情報が漏洩してしまうというケースもあります。業務ミスに関しては特に個人情報の流失に対する危険性の意識付けを徹底することがとにかく重要になります。

 

●業務関係者が意図的に流出させるケース

あまりないとは信じたいのですが、個人情報や電子データなど本来の業務目的以外(転売、報復など)で利用・流用するために、その担当者が意図的に外部へ持ち出したり外部に公開させたりといったケースがあります。
その多くはネットワークを通じて意図的に流出させ、個人情報をコピーしたUSBメモリなどを持ち帰り転売するなど。その他にも紙情報など重要書類である個人情報を持ち帰る場合もあり、意図的に行う場合の情報漏洩ケースです。

セキュリティ

 

■個人情報の流失を防ぐためには

WEBライティング技能検定講座にも記載しておりますが、個人情報の流失を防ぐためには細心の注意を払い、取り扱うことがとにかく重要であることを意識付けしなければいけません。その他にも個人情報の防止対策がWEBライティング技能検定講座にいくつか記載されておりますので一部ご紹介させていただきます。

 

●個人情報を取り扱う際に注意すべき行動とは

個人情報を盗もうとしている人というのは、ハッカーやクラッカーだけではありません。
例えば、上記(個人情報が入ったノートパソコンなどを外部に持ち運びによるケース)にも書いたようにカフェなどで置き忘れてしまったパソコンを拾った人が、そのパソコン内にある氏名、電話番号、住所情報が入った個人情報や、そのパソコンの持ち主の個人情報を名簿会社に売却するという可能性もあります。(実際にそういう事件も起きています)

ですので、こういうことが起こさないためにも個人情報が入ったパソコン及び個人情報が入ったUSBメモリは外部に持ち運ばないようにしましょう。

 

●身近でも起こる個人情報の漏洩

仲の良い友人であったり、会社の同僚っであったりと気を許して安易に会話の中で、個人情報を流失させてしまうという事例も起こっております。信頼できる人だからといっても個人情報を特定することができるような話はしないようにしましょう。
また、データの管理を怠ることによりデスク上に個人情報が置きっぱなしになっていることもないようにしましょう。日常生活においても個人情報保護の意識を持つようにしておくことで、情報漏洩の危険性というのは軽減されます。

 

●外部からの侵入を防ぐには

コンピュータウイルスの侵入により、パソコン内の情報が盗まれる事件というのは世界中で起きています。上記(コンピュータウイルスに感染するケース)でも書いたように、外部からの攻撃を防ぐために、最低限OSやソフトウェアは最新のものに更新、ファイアーウォールの設定はやっておくべきでしょう。また個人情報を取り扱うならばウイルス対策ソフトの導入はもちろんセキュリティ周りは強固にしておくことは必須です。

WEBライティング技能検定講座を受講している方の中には、今後クラウドクリエイター
として活躍していきたいと考えている方は多いと思います。
仕事をする上で、もちろん企業で働いている方にもいえますが、個人情報の取り扱いについてはしっかり認識しておきましょう。今回ご紹介させていただいた事例も、自分の身に降りかかることがないとは絶対に言い切れませんので、まずは日ごろから意識付けていくようにしましょう。

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