ISV練習法を活用しよう
WEBライティングは、クライアントのニーズが高まることにより、案件自体も徐々に増加してきています。「初心者歓迎」「全員採用」といった初級者でも実践可能な案件や、アンケートに答えるだけ、100文字程度のレビューを書くだけの内容など、その種類は様々で、自分自身の力量に応じて挑戦できるものも多くなってきています。
このような初級者でも実践可能な案件を積み重ねていくことも、WEBライティングを行う上では重要です。塵も積もれば山となり、確実にお金を稼ぐとともに、ライティング案件に慣れるというメリットもあります。ただ、より一層レベルの高い案件や、単価の高い案件を目指すのであれば、ライティングスキルの向上は必須となります。
語彙力と表現力を鍛える
特にその中でもWEBライティングとして必要な力に、「表現力」と「語彙力」の2つがあります。この2つの力は、WEBライティング技能検定の教材の中でも学習することができますが、ここでは特に「語彙力」についてご紹介します。
「表現力」というのは、言葉を組み立て、文字通り自分の思いを表現することとなり、身に付けるには文章を繰り返し書くことが重要です。そのためそんなに直ぐにみにつくものではありません。
一方で「語彙力」に関しては、連想する言葉の数を増やしつつ、単語どうしの関連性を導く力となります。こちらはテクニックやコツを覚えてしまえば意外とすぐに活用できる手法となります。
WEBライティングを行う上で、クライアントから与えられた課題(案件)に対して、いざ書いていこうと思っても、課題(案件)に対して知見があると無いとでは書くまでのスピードに雲泥の差が生まれます。自分の知っている内容であればスラスラと書くことが出来るでしょう。
「料理」や「車」「スポーツ」など、知っている内容や自分が好きな内容であれば、どんどん深いコンテンツであっても書き進められますが、自分の知らない内容となると、まずその内容を知ることから始まり、時間も通常の倍以上かかってしまうことも多々あります。文章を書く上で、全体の構成や表現方法よりも、課題(案件)に対して関連した単語を思い浮かべることが重要です。自分に知見が無かったとしても、課題(案件)に対する単語を思い浮かべることができ、記事ごとのテーマやシーンに合わせて使い分けが出来るようになればWEBライティングを有意に進められるでしょう。
ISV練習法
この語彙力を高める・鍛えるための手法にWEBライティング技能検定を発行する一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会が発案した「ISV練習法」というものがあります。
この「ISV練習法」はWEBライティング技能検定の教材の1つに組み込まれています。
『付録資料 ISV練習法』
ISV練習法は、一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会が発案した語彙力、発想力を鍛えるための練習法です。ISV練習法では、決められたテーマに対して関連する単語を制限時間5分間で書き出す方法です。また、文字ボリュームを増やすためにテーマに関連したキーワードを使うなど、ライティング初心者が躓きやすいポイントを重点的に解説しております。
~日本クラウドソーシング検定協会HP抜粋~
ISVって何の略なのか調べてみましたが、WEBライティング技能検定の教材を販売している【たのまな】サイトでは以下のように記載されています。
別冊子(ISV練習法―発想力・語彙力―)
日本クラウドソーシング検定協会で発案された「発想力」と「語彙(ごい)力」を鍛えるための練習法です。
◆ Inventiveness(発想力)・・・さまざまな物事を思いつく為の発送力
◆ Speed(速度)・・・・・・・・イメージや単語を思いつく為の速度
◆ Vocabulary(語彙力)・・・・・多くの単語を挙げる為の語彙力
~たのまなサイト抜粋~
http://www.tanomana.com/SHOP/1153T020.html
「ISV練習法」については、自分のボキャブラリーや言葉の言い換え(発想の展開力)を知る上では効果的な方法かと思います。やり方は非常に簡単で、最初に決められたテーマに対して思いつく限りの単語を書き出すだけになります。単語どうしの連想は特に意識せず、最初は単語を書き連ねるだけで構わないとのことです。
例えば、【車】というお題があった場合、「タイヤ」「高級車」「ガソリン」「高速道路」といったぐあいに書き出すといった手法です。同じ【車】というお題でも、「タイヤ」→「黒い」→「カラス」→「鳥」といった形で連想で繋げると、テーマ(お題)と異なることがありますので気を付ける必要があります。よくスマホのアプリなどで連想ゲームのようなものはありますが、あれに近いイメージですね。
ただ、これが意外と試してみると難しかったりします。これは正しいのか?関連しているのか?と考えてしまうとそこだけに時間がかかり、上手く単語を書き出せなかったりすることも多いです。ただ積み重ねることで「語彙力」と「発想力」を確実に身に付けることにも繋がりますので、是非試して頂きたいですね。
まとめ
WEBライティングを行っていくと、同じようなテーマ(お題)やジャンルの近い案件が多くなっていきます。ライティングを初めて直ぐの場合は文字数が少ない案件も多くこなしていくと思います。そうなると同じテーマの300文字で構成する案件を10本こなす、、なんてこともあり得ます。このような場合、語彙力を身に付けていればすんなりとこなすことができるでしょうが、発想力が無いとお手上げなんてこともあるでしょう。
そんな時はWEBライティング技能検定でも推奨しているISV練習法を上手く活用し、発想力・語彙力を身に付け、文章ライティングに繋げていくと効果的でしょう。